両側サムターン錠は、ドアの両側にサムターン（回すタイプのノブ）が付いている錠前の一種です。このタイプの錠前は、内外両方から鍵を使わずにサムターンを回すことで施錠と解錠が行えます。特に居住空間やオフィスなどのプライバシーが求められる場所で使用されることが多いです。
両側サムターン錠の特徴
- アクセスの容易さ：外部からも内部からも手軽に施錠・解錠ができるため、緊急時などに素早く対応することが可能です。
- セキュリティ：外部からの不正アクセスを防ぐために、サムターンを固定する方法や、カギによる施錠ができるモデルもあります。ただし、外側からサムターンが見える場合、特定の道具を使用して不正解錠されるリスクがあるため、防犯面での考慮が必要です。
- 用途の多様性：住宅だけでなく、ホテルの客室や公共施設のトイレなど、プライバシーを確保しながらも素早い開閉が求められる場所に適しています。
- デザイン：内装に合わせやすい多様なデザインがあり、見た目を損なうことなく安全性を確保することが可能です。
注意点
- 防犯性：外側からのサムターン操作に対して追加のセキュリティ対策が必要になることがあります。例えば、外部サムターンを鍵で固定できる補助錠を併用するなどの方法があります。
- 安全規制：使用する地域や施設によっては、火災時などの緊急脱出を考慮して内側からの施錠方法に規制がある場合があります。そのため、設置する際には現地の建築基準や法規制を確認する必要があります。
両側サムターン錠は利便性が高い一方で、設置場所や用途に応じた適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。
